阪急交通社貸切公演の雪組『ベルサイユのばら -フェルゼンとマリーアントワネット編-』を観に行きました。
東京は売り切れだったようですね。
[タイムテーブル]
11:00
│
12:10
休憩
12:40
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14:00
[フェルゼン編]
実はベルばらは大劇場で観たいと思っておりまして、今回の前に大劇場で一度観ております。役替えを抜いたら、同じ演目を二度観るのは初めてです。二度目だと、全体を見渡たせて冷静に観る事が出来ます。
年を重ね、アンドレの良さがやっと解ってまいりましたが、まだフェルゼンの良さは解りません。国境のシーンは突っ込み所満載でした。ここまできて迷惑を云々と言うのも如何なものかと思いますし、刀を抜くのも早過ぎです。ただ、馬車を飛ばすシーンは壮さんのスタイルの良さが際立ち非常に美しかったです。暴れん坊将軍のような音楽なのに。
今回のフェルゼン編で一番心動かされたのは国王様。第一部のラストの王宮での場面の国王様のお言葉にまた泣かされました。
個人的にはアラン派なので、外伝が待ち遠しいです。
フェルゼン編は、以前2001年の宙組公演で和央ようかさんと花總まりさんがされたのをテレビ放送で観た事があるのですが、その時と大分変わっておりました。演出が鈴木圭さんに変わったからでしょうか。
フェルゼン編の醍醐味は美しいマリーアントワネットの華やかな衣装と思っていたのですが、今回はマリーの出番が随分と減っており、ベルばら原作の全体ハイライトのようになっておりました。
小舟のシーンもありませんでしたし、ステファンも重視されておりませんでした。オスカルファンの貴婦人の会話もありませんでした。フェルゼンとマリーの幸せなシーンが全くないのも寂しかったです。