男性ストリップ映画『マジック・マイク』を観に行きました。
正直、楽しい駄作で突っ込み所満載だと期待していたのですが、よく出来た良作でした。
扱っている題材が男性ストリップと大胆でしたが、仕上がりはあっさりで綺麗にまとまっていました。奇をてらって男性ストリップを扱い、ショーも過激なだけで安っぽく話の大筋もお粗末な作品ではないかと思っていたので、驚きました。
ショーは非常によく出来ていて、役者さんも上手でしたし、衣装から会場の雰囲気まで最高でした。あの明るいオープンエロはアメリカにしか出来ない芸当です。実に素晴らしいです。興奮しながらパンツにお札を挟んでいく女性達の笑顔は、日本ではお目にかかれないと思います。
ダンスは、レゲエをベースにしているのか腰振りがポイントとなっており、それにブレイキングと少々のポップといった感じでした。男性版バーレスクと言うとしっくりきます。
衣装は臀部だけさらけ出せる仕様が非常に興味深かったです。そして引っ張るだけで一瞬にしてパンイチになれるつくり。海パン刑事のような衣装も凄かったです。
R15+ではありますが、Fuckと言う回数が引っ掛かっただけだと思います。こんなに不必要にFuckと言う映画もなかなかありません。字幕で伏せ字が入るのは初めて見ました。「ち●ぽ王(映画での表示のまま)」だなんて、女性が訳しているのも面白かったです。
ショー以外のシーンでも切ない所もありスーツ眼鏡のビジネスマイクロも良かったりと、つなぎにとどまらずちゃんとしています。マジック・マイクではない普段のマイクは現実によくいる夢追い男で描写も上手でした。
安心してノンケの方にもオススメ出来る作品です。